湘南モール透明水彩画教室 制作風景

東北関東大震災で被災された方、亡くなられた方、とても心が痛みます。

計画停電の影響もあり、カルチャーはあるのかどうか心配されましたし、こういった状況で生徒さんが絵を描く気分にもならないのではとも思いました。
もしかしたら、「こんな時に絵を描くなんて」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
被災地のことを他人事と思っているわけではありません。

でも、今までの暮らしを取り戻すことができる地域から元気になっていくことも大事なのではと思います。



透明水彩画教室での風景です。

今までに描いた作品を並べてミニ講評をしました。

絵の具はまだ難しいとおっしゃる生徒さんたちですが、昨秋から比べてかなり上達しました。

「同じモチーフを描いているのに、それぞれ違いますネェ」と。

そうなんです！私はそれを感じてもらいたいんです！！
技法や使い方はもちろん教えますが、みんな違っていいんです。
自分が心地よく、充実できればいいんです。
そして、次はこう描くぞ！と思う少しの向上心が元気をもたらすんです。

生徒さんそれぞれの色感や構図の取り方を大事に、それぞれの良さがもっと引き出せるように
ご指導していきたいと思います。





さて、いろいろと作品が並んでいますが、一番の最新作はペット。
約3回分の時間を使って描いた作品は力作です。
ペットということもあってかなり気持ちがこもっていてます。
描いているときも「こうじゃないなぁ」とか「家族に見せたけど違うと言われちゃいました・・・。」と形や表情にこだわっている様子。



いつもより時間もかかっている分、絵の具ののりもよく、透明水彩の発色がいいです。

生徒さんも描いていてモチーフにのめり込む実感があったのではないでしょうか。

次回は4月。
モチーフを描くというより、ぼかしやにじみといった技法的なことをやって見たいと思っています。