自己防衛

女の子は持って生まれた本質から「自分の身を守る能力」にたけていると思う。

はなまる学習会の高濱正伸さんの著書にもちょっとニュアンスを変えた言い方で書いてあり、なるほどと思った。

高濱さんによれば、「女の子はおしゃべり好きでグループを作りたがる。その中でどの子がリーダーなのか、どう立ち回ったらいいのかをすぐに察知する。」「女の子は幼い頃から仲間外しをして楽しむ傾向がある。」と。

自分の娘達や周囲の女の子、教室に来ている子、ほとんどみんなに当てはまる。

女子の会話の中では「ちょっとあの子さぁ・・・。嫌なんだよね。」なんてことも耳にする。

そんな時、客観的に聞いていると「自分の身を守ろうとしてるな。」と思うことがしばしば。

女子特有のずるさが垣間見える。


例えば、
何かをこぼした時、自分の不注意だとしても「なんで、こんな所に〇〇があるのよ！」と言ったり。
忘れ物をしても「だって〇〇があったから。」と言ったり。

対象が物ならまだいいのだが、それが対人になると難しい。

自分の失敗であっても「先生が厳しい。」と言ってみたり、お互いさまの喧嘩であっても「〇〇ちゃんにいじめられた。」と言ってみたり。

子どもの話はきちんと聞く必要はあるが、干渉しすぎると子どもは自己解決できなくなると思う。


「どんなトラブルも必ず成長の糧になります。トラブルからわが子を守ろうと家の中に抱え込むのではなく、どんどん外に出し大変な経験やときにはつらい思いもさせてください。そして、辛そうにみえる時も安易に手を出さないことです。そんな時こそ子供は大きく成長しているのですから。」と高濱さんは綴っている。